制御回路 制御技術

システム構成の検討

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システム構成の検討・構築

最近は価格的にも小規模に対応したPLCが多く販売されています。従いまして、装置の電気制御を考えた場合において、センサーの入力やアクチュエータ・駆動機器(電磁弁・モーターなど)が少ない場合でもPLCの使用が、コスト的にも遜色なくなってきています。

※ただし、まれに制御がほとんど必要の無い場合、リレー回路のみが良い場合もあります。

作成する装置に対して、データを監視し、動作させ、その結果を得るためには、電気的にどの様なシステム構成で、どの様な動作をさせることが出来るか?どの様な結果が得られるか?もっといい方法はないかなど、正確にわからないことがたくさん出てきます。これらは、メカ設計技術者だけで、あるいは電気設計技術者だけで解決するものではありません。両技術者が時間をかけて綿密に打合せし解決するものです。ところがそうとしても、電気の制御でどの様な構成をとれば、最適かということは何が出来るかがよくわかっていないと何が出来るかが正確にはわからないと言うことになります。最も良い方法は、電気の制御全般について幅広く知っている人と打合せすることです。

システム構成図例としまして、比較的高機能な電気制御の例を図1に示します。

高機能なシステム構成図例


また、求める機能により図2に示すシステムの構成の中から選択してください。最も左側の下位置がシンプルでローコスト、右側や上方向に行く程高機能な制御を構築することが可能なシステムとなっていります。また、これらの単体装置を複数台製作し、お互いが通信やデジタル信号で情報のやり取りをすることで大規模なラインも構築することが可能となります。

図2 シンプル・ローコスト~高機能までのシステム構成図例

 

この他に、上記のシステム構成を実際に設置する場合においては環境によって異なりますが、パソコンは専用収納ラックや卓上机など、電源回路やPLC、及びコントローラーの多くは、制御盤や分散された装置内のBOXなどに収納することになります。

 

以降、必要項目を随時修正・追加し、お客様のお役にたてるように内容を充実していきます。

 

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